体毛女

「体毛が濃い…」その悩みは、意外に根深い。思春期の少女の心を圧迫する、無駄毛の悩み

実体験と無駄毛の問題

私がまだ中学校の頃、まさに「才色兼備」という言い方がぴったりの友人がいました。厳しいご家庭でしっかりとしつけられていて、大和撫子を地で行く彼女は、絵を描かせれば全国大会でトップをとり、部活をやれば県大会で優勝し、学業に励めば五教科の合計が400点を越え、先生からの信頼も厚く、気さくで優しく、おまけにとんでもなく美人でした。周囲から見ても、羨むことこそありはすれ、悩むところなど何もないだろうな、というような、本当に素敵なひとでした。しかもそれが、全て本人の努力によるところなのですから、すばらしいですよね。
しかしそんな彼女が、「みんな毛が薄くてうらやましい。私なんかすごく毛深いからほんと今の時期からプールとかもう嫌で嫌で仕方ない」と泣き出してしまったのです。
当時、無駄毛のことなどまったく頭になかった私は、彼女の泣き顔にただ驚くばかりで、何一つ声をかけることができませんでした。

「子供は悩む」、それを覚えておくだけで、事態は改善される

女性が、あるいは子供が、「自分の体毛が濃くて悩んでいる」と周囲のひとに相談しても、「そんな大したことでもないことで悩むなんて!」「そんな悩みしかなくてむしろうらやましいよ…」という答えが返ってくることがとても多いです。しかしこのような答えは、無力どころか有害です。誰だって、自分の悩んでいることを過小評価されるのはつらいものです。ましてくだらないことと切り捨てられれば、その痛みは計り知れません。
「無駄毛に悩むひとがいる」ということを覚えておくだけで、彼女の悩みが軽くなることをどうか忘れないでください。